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コラム伝道 / 法話日誌のすすめ

布教使として法座に出向しはじめたころ、法話を作成するのに大変時間がかかっていました。その時に、小学校の先生がおっしゃった言葉を思い出しました。

「勉強は予習よりも復習が大事です。予習の倍以上復習に費やして下さい。」

以来、法座に出向するご縁を頂いた時には、必ず法話日誌をつけて、きちんと復習することにしています。

法話日誌のメリットは、自分の法話を自分で確認出来ることにあります。布教は自己研鑽が非常に難しい仕事です。それは、基本的に話し手の立場からの反省となるので、聞き手の立場に立って反省することが難しいからです。そのことを解決する策として、法話日誌はとても有効です。

法話日誌のつけかたについては、試行錯誤しながらご自分なりの一番最適な方法を見つけて頂ければ、と思います。

しかしながら、投げっぱなしもいかがなものかと思いますので、今回は、参考までに私の法話日誌のつけかたを紹介させて頂きます。

(1) 出向前 法話の原稿を作成。要点を整理したメモを作成。
(2) 出向後 実際に話した内容と予定の法話の相違点を把握。
実際に話した内容のメモを作成。
手帳の出向した日付の欄にメモを張り付けて整理。

特に、出向後に〈実際に話した内容のメモ〉を作成することがポイントです。出来るだけ出向した法座の雰囲気や同行の様子を記すようにします。また、なぜ出向前の内容と違う法話になったのか、内容を忘れて飛ばしたのか、同行と法座の雰囲気を見て意図的に変更したのか等々、出来るだけ詳細に書くことが大事です。

あくまでも、これは私がしている方法ですので、必ずしも皆さまに合うものかどうかは分かりませんが、いずれにしても、きちんと復習することで、次回の法話に活かせる日誌が出来れば良いのではないかと思います。

法話はやりっぱなしが一番よくありません。準備ももちろん大切ですが、復習することの大切さを、これまでの経験を通して痛感しています。