HOME > 読む！ > 仏教書レビュー > 本の紹介

目 次	はじめに 一歩目 釈迦を知る 二歩目 仏像のグループ分けを知る 三歩目 仏像に会いに行く

本書は仏像がテーマのコミックエッセイ。著者は少女まんが家で、「最近お寺に行くのがマイブーム」で「仕事に疲れたときに行くとほっとするというか妙に落ち着く」が、仏教は難しくて分からないとのこと。そんな著者に、「実家お寺なんです」という担当編集者が、仏教や仏像についてレクチャーする形で話が進んでいく。

まず「仏」とは誰か、として釈迦（釈尊）について説明。続いて、仏像を如来・菩薩・明王・天にグループ分けし、それぞれの特徴・性質や、そのなかの主な像、さらに仏像の表情や印相（手の形）、身につけている物などの意味を解説。最後に、奈良、京都、鎌倉の主な寺院を訪ねて、学んだ知識を踏まえながら、仏像の魅力を味わっていく。

読み進めていくうちに、著者と一緒に仏像の知識を身につけていく形式になっている。最近仏教に興味を持ち始めたという人にも読みやすい一冊。