- 出版社・取扱者 : 山海堂
- 発行年月 : 2007年7月15日
- 本体価格 : 本体1,300円+税
目 次 |
はじめに-仏教からいただく最大の贈り物 第1章 仏教と暮らす 第2章 仏教で祈る 第3章 仏教を知る 第4章 宗派を知る 第5章 仏教を体験する おわりに-永遠の仏様とその本質 |
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著者は、東京看護医療教育学院の専任講師(英語)。叔父が真言宗善通寺派の僧侶であるという。本書は、仏教に関する身近な疑問を通して、仏教の基礎的な事柄に解説を加えたものである。
著者は、「食事の前に『いただきます』と手を合わせるのはなぜ?」など生活の中の仏教に焦点を当てるとともに、「初七日・三十五日・四十九日と法要を営むのはなぜ?」、「極楽はどこにあるの?」、「墓参りをするのはなぜ?」などといった素朴な疑問について、イラストを交えて分かりやすく解説している。また、「お釈迦さまの悟りの内容とは?」、「如来と菩薩はどこが違うの?」など仏教の教えに関する疑問や各宗派の基礎知識、写経や座禅などの案内も紹介されている。
なお著者が、「仏教からいただく最大の贈り物」は、「『生き方の指針』を得ることだ」(「はじめに」)と述べているように、本書は「仏教による生き方」を考えさせられる1冊となっている。
評者:大江 宏玄(教学伝道研究センター研究助手)
掲載日:2008年4月25日