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親子で読める ほとけさまのお話
本の紹介
  • 仏教こども新聞社 (ぶっきょうこどもしんぶんしゃ)
  • 出版社・取扱者 : 本願寺出版社
  • 発行年月 : 2014年8月20日
  • 本体価格 : 本体1,200円+税

まんが ブッダのおしえ
48のメッセージ・おもちゃ箱
おにすけとしんらんさま
お家の方へ
四コマまんが あみださま
あとがき

浄土真宗本願寺派では、子供向けの月刊紙『仏教こども新聞』を発行している。それをまとめたのが本書である。

仏教の用語を手がかりに、仏教の教えをどう生活に生かしていけるのか、マンガやイラストを通して描いている。さらに、間違い探しや迷路といった遊びのコーナー、この他にも子どもの作文から教えられることや、子育てのヒントになる考え方の紹介など、親を対象としたページもある。

本書は、仏教を知識として知るための本ではない。仏教というと葬儀が連想されがちであるが、仏教の教えは亡き人のためだけではなく、私たちの日常生活のあり方を見直す手がかりとなることを教えてくれる一冊である。「親子で楽しむ」とあるように、子どもだけでなく大人にも読んでもらいたい内容である。

なお、『仏教こども新聞』は書店の店頭には並ばないが、全国の日曜学校などに届けられている。『仏教こども新聞』のお問合せ・お申込みはこちら【本願寺派ホームページへリンク】から。


評者:多田 修(浄土真宗本願寺派総合研究所研究員)


掲載日:2015年1月13日