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図説  あらすじでわかる!親鸞の教え
本の紹介
  • 加藤 智見 (かとう ちけん)
  • 出版社・取扱者 : 青春出版社(青春新書インテリジェンス)
  • 発行年月 : 2010年6月15日
  • 本体価格 : 本体990円+税

第一部 親鸞の生涯
序章 いま、なぜ親鸞なのか
一章 誕生と比叡山での苦悩
二章 法然のもとへ
三章 越後へ
四章 東国常陸へ
五章 晩年を生きる
第二部 親鸞の教え
六章 親鸞の教え
七章 いまに伝えられる教えとその拡がり

著者は、東京工芸大学名誉教授で、真宗大谷派の僧侶でもある。長年、親鸞聖人や蓮如上人に関する研究に携わってきた。

本書は、書名からもわかるように、親鸞聖人の生涯と教えに関して、図説を駆使しながらポイントをおさえつつ読み進めていく体裁を取っている。

第一部では、まず「いま、なぜ親鸞なのか」という問題提起をし、親鸞聖人に焦点を当てる意味について述べた後、その90年の生涯を「誕生と比叡山での苦悩」「法然のもとへ」「越後へ」「東国常陸へ」「晩年を生きる」の各章に分類し、これらをわかりやすく解説している。

第二部では、親鸞聖人の教えを理解する上で重要な用語に着目しながら、その本質に迫っている。これに加え、親鸞聖人以後の浄土真宗の歴史についても概観している。

なお本書で注目すべきは、各項目の最後に「自分に向って読む文」が付け加えられている点である。声に出して読むことによって、親鸞聖人の声が聞こえてくるようである。


評者:前田 壽雄(教学伝道研究センター研究員)


掲載日:2010年12月10日