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季刊せいてん no.112 2015 秋の号
  • 著者: 浄土真宗本願寺派総合研究所編
  • 刊行年月: 2015/9
  • サイズ: B5判
  • ページ数: 66ページ
  • 価格: 本体637円+税
  • 出版社・取扱者: 本願寺出版社






●特集 せいてん流「仏弟子」入門①
  「仏弟子紹介~阿難編~」             編集室
  「仏弟子の横顔」ほか             内藤昭文ほか

舎利弗、目連、阿難、などなど、釈尊にはたくさんのユニークなお弟子たちがいらっしゃいます。今号の特集コーナーでは、彼らの人となりを伝えるエピソードや、真宗聖典の学習誌である本誌ならではの切り口も交えて仏弟子たちをご紹介します。その他、「釈尊はお肉を食べたのか?」「神通力とは何か?」といった、興味深い話題も満載です。


●はじめの一歩Ⅰ 真宗〈悪人〉伝 新連載 井上見淳 
  「下間蓮崇」

教団史上「悪者」とされてきた人物たちの素顔に迫る新シリーズ。彼らの波乱と悲哀に満ちた人生を通して、普段とは違う角度から真宗の歴史と教えを学びます。初回の今号に登場するのは、蓮如上人の側近として活躍しながらも、上人の意に反して門徒を煽動し破門された下間蓮崇です。


●はじめの一歩Ⅱ 「物語」で読み解く仏教⑦ 野呂 靖
  「妖怪と仏教 その二」 

説話集を通して仏教を学ぶ「仏教入門」。今回の物語の主人公は、仏さまになって現れた「天狗」。天狗はなぜ仏さまに化けたのか?「天狗道」とは一体何か?仏教と天狗の意外な関係に迫ります。


●聖典セミナー 歎異抄③ 矢田了章
  「第二条」 

『歎異抄』研究をライフワークとされている矢田了章先生による『歎異抄』講座。今回は、関東の門弟達の間で生じた阿弥陀仏の本願に対する疑念に寄せて、親鸞聖人の領解が語られる第二条を拝読していきます。


●せいてん誌上講演 正信偈⑪ 梯 實圓
  「龍樹菩薩(2) 易行道の生き方」

故・梯實圓和上による「正信偈」の講演録。龍樹菩薩が説かれた「易行道」とは、阿弥陀仏の本願を信じて、仰せのままに念仏していく道でした。本願の言葉を受け入れるところにもたらされる「生きる」ことの意味とは?


●和讃で学ぶ浄土真宗③ 佐々木隆晃
  「仏の願い(本願)」 

「和語の『教行信証』」と呼ばれる和讃を通して、8回で浄土真宗をまるごと学んでしまおうという、すこし欲張りな企画。今回のテーマは、み教えの根本である「仏の願い(本願)」です。


●ジョード・シンシュー・アイスブレイク 新連載 タカシ・ミヤジ
  「仏恩グラティテュード」

英訳された真宗の言葉を通してみ教えを学ぶ新連載です。「アイスブレイク」とは、緊張をほぐし、話し合うきっかけをつくるための自己紹介やゲームのこと。ミヤジ先生のフレンドリーなコラムを「きっかけ」に、真宗のみ教えに親しんでいきましょう。


●聖典こぼれ話 新連載 佐竹真城
  「〈叵〉という字、御存知ですか?」 

日々、聖典の文字を見つめ続けている総合研究所の聖典編纂担当者が、聖典にまつわる興味深くユニークな情報を交代でご紹介していきます。どうぞ肩の力を抜いてご覧下さい。


●法語随想 悲しみとともに③ 松月博宣
  「煩悩具足の凡夫、火宅無常の世界は…」 

生きていると消えることのない深い悲しみを経験することがあります。そんな悲しみに寄り添ってくださる阿弥陀さまのお慈悲を、聖典の言葉から味わいます。今号は、生と死の瀬戸際に立たされた人たちのすがたを通して、『歎異抄』後序の一節を味わいます。


●読者のページ せいてん質問箱 楠 淳證
  「どうして〈命〉は大切なのでしょうか?」 

仏教・浄土真宗の教えや仏事に関する疑問に答えるQ&Aコーナー。読者の皆様の身近な疑問にお答えしています。今回は「命」の大切さの意味を、仏法に基づいてうかがいます。


●人ひとみな いまのすべては 過去のすべて③ 二階堂和美
  「伝える花」

映画「かぐや姫の物語」(高畑勲監督、スタジオジブリ)の主題歌を歌った二階堂和美さんが、歌手、そして僧侶としての思いを綴ったエッセイ。今回は、「戦後七十年」に際して書き下ろされた楽曲、「伝える花」制作のお話です。


●お寺はいま 香川県丸亀市・「大人の寺子屋」
  「若坊守さんたちのチャレンジ」

工夫をこらした活動を行うお寺を紹介する取材記事。寺院活動のヒントがつまっています。今回は、自分たちの特技をいかして活動する、四州教区飯山北組の若坊守さんたちの新たな取り組みを取材しました。


●西の空 心に響くことば
  「代名詞」(鈴木章子)

味わい深い言葉を美しい写真とともにお届けする、ほっと一息つくことのできるコーナー。お寺の掲示伝道にもお使いいただくことができます。現在は、『癌告知のあとで』の著者、故・鈴木章子さんのお言葉をご紹介しています。