- 著者: 教学伝道研究センター編
- 刊行年月: 2008/11
- サイズ: A5判
- ページ数: 120ページ
- 価格: 本体800円+税
- 出版社・取扱者: 本願寺出版社
- 2007年度・2008年度に開催された講演会「別離の悲しみを考える会」の記録集。自死(自殺)が年間3万人以上という深刻な状況を抱える現代で、僧侶が遺族にどう向き合えるか。子どもを亡くした親の会「ちいさな風の会」世話人の若林一美(わかばやし・かずみ)さんと医師で日本ホスピス在宅ケア研究会(自死遺族ケア部会)理事の梁勝則(りゃん・すんち)さんの講演を収録。
目 次 ・ 収 録 内 容 |
■刊行にあたって 上山大峻 ■はしがき 日野慶之 ■第1回 別離の悲しみを考える会 自死遺族の悲嘆とグリーフケア―悲しみはやさしさ― 講演 若林一美 はじめに 1.「ちいさな風の会」の活動 2.死別の悲しみと家族 3.子を亡くした親の会の実践から 4.和解への道のり 質疑応答 ■コラム①「若林先生の講演を聞いて」 森田真円 ■第2回 別離の悲しみを考える会 どのようにすれば自死遺族と適切にコミュニケーションできるか ―支援的悲嘆ケアについて― ・講演 粱 勝則 はじめに 1.悲嘆:死別の悲しみとストレスについて 2.悲嘆の仕事(grief work:グリーフワーク) 3.悲嘆のプロセス 4.病的悲嘆 5.自殺に引き続く悲嘆 6.自死遺族の特徴 ・ロールプレイ ・講義「援助的場面でしてはいけないこと」 ・ワークショップ ・質疑応答 ■コラム②「粱先生の講演をうけて」 日野慶之 ■巻末資料 ・困ったときの相談窓口 ・自死遺族を支える人たち ・おすすめの本 ■あとがき 野呂 靖 |
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