2017年11月22日・23日の2日間、秋の法要「本願寺音御堂2017」が開催されました
本願寺音御堂について
本願寺音御堂(旧:御堂演奏会)は、各地で仏教讃歌に親しむ方がたが、讃歌衆としてご本山に集う合唱大会です(→本願寺音御堂とは)。1日目は53団体621名、2日目は42団体444名と多くの方がたにご参加いただきました。
11:40 開会式・リハーサル【聞法会館】
1.開式のことば
2.合掌・礼拝
3.《真宗宗歌》斉唱
4.挨拶
5.指揮者・伴奏者紹介
6.合掌・礼拝
7.閉式のことば
例年、宗門関係の合唱指揮者をお招きしています。今年の指揮・伴奏は、次の方がたにご担当いただきました(敬称略)。
22日 指揮:鈴木捺香子、大分哲照 ピアノ:石川紀久子 オルガン:山内真理子
23日 指揮:南荘宏、田末勝志 ピアノ:鈴鹿啓子 オルガン:西村祐利子
リハーサルでは、発音やフレーズの作り方などの具体的なアドバイスとともに、各曲の留意点を丁寧に確認しました。熱意とユーモアのあふれる指導に、讃歌衆の歌声はひとつにまとまっていきます。
14:00 本願寺音御堂【阿弥陀堂】
仏教讃歌の演奏に先立ち、讃歌衆全員で『音楽礼拝―正信念仏偈』(*1)をおつとめしました。
プログラムの前半では、親鸞聖人の御和讃を歌詞とする《阿弥陀仏の御名をきき》、生命を主題とする《生きる》、《いのち》の計3曲を演奏しました。続いてご参拝の皆さんと一緒に《念仏》、《お名前よべば》(*2)を歌い、演奏会は後半へと進みます。
後半では指揮者が交替し、おみのりとともに暮らす歓びを綴る《コスモスの花》、九條武子夫人没後50年の記念として創作された《心の人》、仏さまを感じる歓びを柔らかい音楽にのせて歌う《みほとけのおすがた》を演奏しました。全8曲を歌い上げ、讃歌衆とご参拝の皆さん全員での《恩徳讃》斉唱により、演奏会は締めくくられました。
讃歌衆の皆さんの明るい表情と声のぬくもりが阿弥陀堂に広がるのと同時に、歌声が聴衆の心に染み込む、あたたかい演奏会となりました。
(*1)『音楽礼拝―正信念仏偈による』は、門信徒にひろく親しまれる「正信念仏偈」冒頭2句を中心に構成された、西洋音楽によるおつとめです。
→楽譜『音楽礼拝―正信念仏偈による』
(*2)《お名前よべば》の音源は、当ウェブサイトよりダウンロードできます。寺院活動などでご活用ください。
→お名前よべば
▲全員で音楽礼拝をおつとめ
▲声と心をあわせて大合唱
14:40 音御堂終了、閉会式【阿弥陀堂】
演奏を終えた讃歌衆の方がたの活き活きとした笑顔と、満たされた表情が印象的でした。研究所では、今後も仏教讃歌を通しおみのりを歓ぶ方がたを結ぶ催しとして、本願寺音御堂を開催していきたいと考えています。
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