趣 旨
昨今、「終活」がブームを経て、中高年に必須の活動として定着しつつある。「終活」の語が生まれた背景について「終活の第一人者」と呼ばれる家族葬専門葬儀社の寺尾俊一会長は「孤立死は年間3万人を超え、縁が希薄になった今の社会だからこそ、(終活が)はやるのだと思う」と述べている。つまり孤独死対策において、「終活」によって縁を再構築できる可能性を示している。
この度、昨年度に引き続き「お寺で知る終活講座」を開催し、「本当にあった事例から知る親子の本音」を基本テーマとする。最も身近な頼り先であるはずの親子のコミュニケーション不足やすれ違いにより、孤立する高齢者は少なくない。当企画において、経験豊富な講師による事例紹介によって、親世代と子世代のすれ違いのポイント知り、相互理解を促すことで、高齢者の孤立を回避し、孤独死の予防を図る。
主 催
浄土真宗本願寺派総合研究所
企画協力
公益財団法人京都SKYセンター
NPO法人Life is Beautiful
日 時
2023年2月 26日(日)13:30~17:20
(13時開場・受付)
会 場
聞法会館 研修室1・2 (定員:138名)
http://monbou.jp/html/n1c5.html
ZOOM併用のハイブリッド形式で開催。
受講料
無料
受付方法
申込フォーム(会場座席は先着順、開催4日前〆切)
参加方法
聞法会館にて受付。ZOOM参加についてはURL(入り口)を、申込者のE-mailアドレス宛に事前にご案内。
タイムスケジュール
時 間 |
進 行 |
---|---|
13:00 |
開場・受付 |
13:30−13:40 |
趣旨説明 |
13:40−14:40 |
講座1 「人生100年時代の緩やかな社会参加と健康寿命」 |
14:40−15:40 |
講座2 「「最期まで生ききる」に寄り添う訪問看護」 |
15:40−15:50 |
休憩 |
15:50-16:50 |
講座3「今から考えておきたい『終活』と『宗活』~葬儀を中心として~」 |
16:50−17:20 |
討議・質疑応答 |
17:20 |
終了 |
講師プロフィール
坂手誠治(さかてせいじ)氏
京都女子大学大学院 家政学研究科 教授
専門はスポーツ健康科学、運動生理学。
社会と緩くつながっていくことによる健康への影響について広く発信している。
著書に『衛生学: 健康な環境づくりを支援する』『メタボ&ロコモ予防講座~メタボとロコモの意外な関係~』等。
金澤克枝(かなざわかつえ)氏
株式会社絆(訪問看護ステーション絆)代表取締役
訪問看護認定看護師 金澤 克枝
株式会社絆 訪問看護ステーション絆代表取締役・管理者
じっくり患者に向き合いたい、笑顔が見たい、寄り添いたいと思い訪問看護の世界に飛び込む。医療法人訪問看護ステーションで15年勤務した後、2011年2月「株式会社絆」設立、同年6月に「訪問看護ステーション絆」を立ち上げる。
寺尾俊一(てらおしゅんいち)氏
株式会社オフィスシオン 取締役会長
三重県生まれ。地元の葬儀社、大手互助会、専業葬儀社勤務を経て、オフィスシオンを設立。2007年より全国初の家族葬専門葬儀社を開始。葬儀担当数5,000件以上。TV・雑誌などでも多数紹介され、終活やエンディングに関する全国講演多数。書籍に「老いじたく練習帖」「まんがで丸わかり! はじめてのお葬式」。