趣 旨
当シンポジウム「ともに生きる力」は、「生老病死」と「ご縁(つながり)」をキーワードとして開催している。すなわち、「生老病死」をはじめとする人生の厳しい現実といかに向き合っていくのか。
そして、私たちが「つながり」の中で生かされているということを自覚し、それを大切にしていくにはどうすればよいのか、という問題意識が根底にある。宗教者に加えて、現代日本において「生老病死」に関わる現場を持ち「つながり」を大切にしながら仕事をされている各界の有識者を招聘する。
今回は訪問医療や看取りを行う医療者、遺品整理を通じて孤独死と向き合う事業者、そしてターミナルケアを行う宗教者を招聘し、「最期まで心豊かに生ききる」をテーマにシンポジウムを開催する。
「生老病死」と向き合い、「つながり」を大切にし、そして最期まで心豊かに生ききるにはどうすればよいのかを考える場を目指す。
主 催
浄土真宗本願寺派総合研究所
企画協力
①公益財団法人京都SKYセンター
②NPO法人Life is Beautiful
日 時
2023年1月 29日(日)13:30~17:20
(13時開場・受付開始)
会 場
聞法会館 研修室1・2 (定員:138名)
ZOOM(ウェブ会議システム)併用のハイブリッド形式で開催。
受講料
無料
受付方法
申込フォーム(会場座席は先着順、開催4日前〆切)
参加方法
聞法会館にて受付。
ZOOM参加についてはURL(入り口)を、申込者のE-mailアドレス宛に事前にご案内。
タイムスケジュール
時 間 |
進 行 |
---|---|
13:00 |
開場・受付 |
13:30−13:40 |
趣旨説明 |
13:40−14:40 |
講演1 「遺品整理から見える地域コミュニティの大切さ」 |
14:40−15:40 |
講演2 「いのちの現場で教わったこと」 |
15:40−15:50 |
休憩 |
15:50-16:50 |
講演3「最期まで納得のできる人生を生ききるために」 |
16:50−17:20 |
討議・質疑応答 |
17:20 |
終了 |
講師プロフィール
横尾将臣(よこお まさとみ)氏 メモリーズ株式会社代表取締役
大阪府出身。ラガーマン、サックス奏者として活躍した異色の経歴も持つ。祖母が浴室で亡くなったのをきっかけに、遺品整理の必要性を感じ、メモリーズ株式会社を設立、立ち会った現場は1万件を超える。また、孤独死の現状等についてメディアや講演会等を通じて積極的に発信しているほか(NHK「プロフェッショナル~仕事の流儀~」等多数)、福祉施設への慰問など、ボランティア活動の面でも社会福祉に貢献している。
森田敬史(たかふみ)氏 龍谷大学教授/融通念佛宗僧侶
1975年,大阪府生まれ。融通念佛宗(ゆうづうねんぶつしゅう)僧侶。東北大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。新潟県長岡市にある長岡西病院ビハーラ病棟にて常勤ビハーラ僧として,10年間,患者・家族・スタッフの心のケアに努める。上記,病院勤務期間のうち一年間だけ被災地において宗教者としての活動に従事。その後,2018年4月より現職。
佐々木淳(ささきじゅん)氏 医療法人社団悠翔会(ゆうしょうかい)理事長・診療部長
1998年筑波大学医学専門学群卒業。社会福祉法人三井記念病院内科/消化器内科、東京大学医学部附属病院消化器内科等を経て、2006年に最初の在宅療養支援診療所を開設。2008年 医療法人社団悠翔会に法人化、理事長就任。2021年より 内閣府・規制改革推進会議・専門委員。現在、首都圏ならびに沖縄県(南風原町)、鹿児島県(与論町)、愛知県(知多半島)に全21クリニックを展開。約7,000名の在宅患者さんへ24時間対応の在宅総合診療を行っている。