浄土真宗の儀礼を、より身近に感じて頂けるよう、その歴史や意味などを分りやすく解説したリーフレットを作成しました。印刷のうえ、どうぞご活用ください。
※総合研究所には在庫はございません。
執筆者紹介
山田雅教(やまだ・まさのり)
東海教区三重組西勝寺住職 元 本願寺史料研究所客員研究員
武山晃隆(たけやま・こうりゅう)
安芸教区山県太田組専正寺住職 本願寺派布教使 輔教
報恩講
※A4・三つ折を想定して作成しています。両面カラー印刷し、ご活用ください。
筆者コメント:「報恩講の歴史とこころ」
お布施の袋に「法恩講」と書いてあります。「あの~、字が違いますよ」。別の方はもっとすごい。「本講讃」!先人たちは親しみを込めて「ホンコサン」と呼んできましたが、これは報恩感謝の「報恩講」なのですよ。
(山田雅教)
筆者コメント:「ご恩がわかる人に」
いつもは離れ離れの生活ですが、年に一度、仏間で家族揃っての報恩講。慣れた節回しのおじいちゃんおばあちゃんと、ちょっと緊張気味の子どもさん夫婦、無邪気に真似てるお孫さん。正信偈のお勤めが響きます。ご恩をよろこばせていただきましょう。
(武山晃隆)
お盆
※A4・三つ折を想定して作成しています。両面カラー印刷し、ご活用ください。
筆者コメント:「お盆の由来」
お盆は、故郷に帰る日。久しぶりの顔に会える日。懐かしい昔を思い出す日。ありし日々を偲ぶ日。逝った先を思う日。そして、お念仏申す日――。 そんな「お盆」のおいわれをたずねてみましょう。
(山田雅教)
筆者コメント:「功徳」
今年もお盆を迎えます。先立たれた方々を偲び、感謝する日です。また、私たちも限りあるいのちであることを教えられます。お念仏の教えにあわせていただく大切なご縁がお盆なのです。
(武山晃隆)
お彼岸
※A4・三つ折を想定して作成しています。両面カラー印刷し、ご活用ください。
筆者コメント:「お彼岸のいわれと歴史」
「お彼岸にはお墓参り」――日本人の美しい習慣ですね。じゃあ、お彼岸ってそもそも何?このリーフレットでは、お彼岸のいわれの原点に立ち返って、その意義を考えてみることにしました。ご先祖のお墓に手を合わせ、お念仏の心を味わわせていただきたいですね。
(山田雅教)
筆者コメント:「お墓参り」
墓前まで行きながら、念仏申すことも無く、お寺の前を素通りでは寂しい限りです。
仏様と成った父母が、南无阿弥陀仏とはたらき下さいます。
「私」がお念仏の教えにであうことがお彼岸のご縁と受けとめたいことです。
(武山晃隆)
永代経
※A4・三つ折を想定して作成しています。両面カラー印刷し、ご活用ください。
筆者コメント:「永代経の由来とこころ」
永代経の頃になると、門徒さんはお米やお金を持参してお参りくださいます。定例の法座とは一味違う光景です。真宗門徒にとって永代経は、特別な法要なのですね。その歴史といわれをたずねてみましょう。
(山田雅教)
筆者コメント:「途切れることのないように」
今年も、永代経の案内が届けられます。お寺からの法要の案内と同時に、それは、懐かしい亡き父母や、縁のあった人々からの便り、お育てとも受け止められます。昔と変わらず、今も私の手を引いて、お聴聞に誘ってくださるのです。
(武山晃隆)
除夜会 元旦会
※A4・三つ折を想定して作成しています。両面カラー印刷し、ご活用ください。
筆者コメント:「大晦日から元旦へ」
♪もういくつ寝るとお正月~。でも、正月に 凧あげやコマ回しをする光景はもうほとんど 見られず、時代は様変わりしています。そん な中で唯一変わらない麗しい習慣、それは、 お念仏申して新年を迎えるという営みです。
(山田雅教)
筆者コメント:「みほとけとともに」
除夜の鐘をきいて元旦を迎えます。この一年も様々な事にであっていくでしょうが、お念仏に聞かせていただきながら、歩んでいきたいことです。新春にあたり、まずは手をあわせ、お念仏申しましょう。
(武山晃隆)
シリーズ大遠忌Ⅰ 装 束
※A4・三つ折を想定して作成しています。両面カラー印刷し、ご活用ください。
筆者コメント:「僧侶の装束」
僧侶は、時と場合、そして法要の内容によって、衣や袈裟を替えます。特に大きな法要では、袴をはくなど、最高の装束(礼装)になります。こうした「僧侶の装束」の意味する ところを、味わってみましょう。
(山田雅教)
筆者コメント:「門徒式章と念珠」
母親が赤ちゃんを抱きかかえ、「いただきます」「まんまんちゃん」と一緒に手を合させる姿に、深い心を感じます。式章・お念珠も、阿弥陀様の心がはたらいているのです。ふさわしい身だしなみでお参りさせていただきましょう。
(武山晃隆)
シリーズ大遠忌Ⅱ 荘 厳
※A4・三つ折を想定して作成しています。両面カラー印刷し、ご活用ください。
筆者コメント:「お飾りのこころ」
「よそ行きの格好をする」――こんな言い方 も最近はあまり聞かれなくなりましたが、大 遠忌では、まさにその"よそ行き"のお飾り がなされます。お浄土の光景を目の当たりに しつつ、お念仏申させていただきましょう。
(山田雅教)
筆者コメント:「お荘厳」
仏前に、四季折々の花を供え、香をたき、蝋燭に火をともします。 手を合わせお念仏しますと、なんとなく心が安らぐのは、阿弥陀さまのお慈悲が届けられているからなのでしょう。日々お飾りするまま、阿弥陀さまにお育ていただいているのです。
(武山晃隆)
シリーズ大遠忌Ⅲ 本山参り
※A4・三つ折を想定して作成しています。両面カラー印刷し、ご活用ください。
筆者コメント:「昔の本山参り」
本願寺第3代覚如上人は、親鸞聖人の廟堂に参拝する人々の様子について、「廟堂に跪いて感涙を流した」と述べておられます。昔の人の親鸞聖人に対する篤き想いが伝わってきます。さて、今はどうでしょうね?
(山田雅教)
筆者コメント:「親鸞聖人の御前に」
「〇〇させていただきます。」という言葉使いは、 一説によると、 お陰さまの心を大切にする、浄土真宗のご門徒からうまれた表現だと聞きました。お参りも、親鸞聖人に導かれ、お参りさせていただく、尊いご縁なのですね。
(武山晃隆)
シリーズ大遠忌Ⅳ 声 明
※A4・三つ折を想定して作成しています。両面カラー印刷し、ご活用ください。
筆者コメント:「声明の歴史と心」
ある年の御正忌報恩講で、故浅井成海先生と偶然ご一緒させていただきました。「本山の 御正忌は、お勤めが有り難いですね」と仰っておられたのを、今でも鮮明に覚えています 。「声明」って、すごい力があるのですね。
(山田雅教)
筆者コメント:「お勤め」
浄土真宗では、「正信偈和讃」を、朝夕お勤めする習わしがあります。お勤めする声はそのまま、阿弥陀さまの温かいお心に、親鸞さまの導きにあわせて頂くことになるのです。しっかり声に出してお勤めしましょう。
(武山晃隆)