親鸞聖人が生涯を通してたゆまぬ思索を結実された『教行信証』には、浄土真宗の法義が明らかにされています。その法義は書写刊行によって、長い時代を経て護り伝えられてきました。今日では活字体により多くの人々に知られるところでありますが、これからの時代に向けてその『教行信証』のこころをひらき伝えていくことが求められています。
今回はまず、その第一歩として、『教行信証』鎌倉三本である坂東本・高田本・西本願寺本に注目したいと思います。古くは限られた人にしか知られることがありませんでしたが、今日では真宗各派の尽力により刊行された影印本によって一般に閲覧することができるようになりました。この度、御聖教の原典の持つ力を伝えていきたいと考え、下記のシンポジウムと記念講演を開催したいと思います。
教行信証のこころをひらく ― 鎌倉三本をひもとく
開催日: | 2017(平成29年)年3月15日(水)13:30~16:30(13:00開場) |
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内容: |
[シンポジウム]13:40~14:40(60分) 〈タイトル〉「『教行信証』と門弟の書写」 パネリスト:清水谷正尊(真宗高田派鑑学) 田中 真英(浄土真宗本願寺派総合研究所上級研究員) コーディネーター:塚本 一真(浄土真宗本願寺派総合研究所研究員) [講 演 会]14:50~16:20(90分) 〈タイトル〉「写本として見た坂東本『教行信証』―書誌情報から考える―」 講 師:宇都宮啓吾(大阪大谷大学教授) |
受講料: | 無料(申込み不要) |
開催場所: | 龍谷大学響都ホール JR京都駅八条東口より徒歩約1分 アバンティ9階(店内東側エレベータをご利用ください) |
定員: | 350名 |