全国門徒総追悼法要(秋の法要)に合わせ、11月22日・23日の2日間、2015年度・秋の御堂演奏会が開催されました
御堂演奏会について
御堂演奏会は、各地で仏教讃歌に親しむ皆さんが、讃歌衆としてご本山に集う合唱大会です(→御堂演奏会とは)。
本願寺境内のイチョウも紅葉半ば、あたたかい秋となった2015年11月。御堂演奏会開催日は両日曇り空でしたが、1日目は46団体585名、2日目には48団体593名という多くの方がたにご参加いただきました。
11:40 開会式【聞法会館】
次のような式次第で、開会式が執り行われました。
1.開式のことば
2.合掌礼拝
3.真宗宗歌斉唱
4.浄土真宗本願寺派総合研究所より挨拶
5.指揮者・伴奏者紹介
6.合掌礼拝
7.閉式のことば
例年、御堂演奏会の指揮およびリハーサルの指導には、宗門関係の合唱指揮者をお招きしています。今回は、次の方がたにご担当いただきました。
22日 指揮:大分 哲照、南荘 宏 ピアノ:藤林 由里 オルガン:中山真理子
23日 指揮:安藤 常光、鈴木捺香子 ピアノ:丸山 千晶 オルガン:西村祐利子
11:50 リハーサル【聞法会館1階総会所・3階多目的ホール】
リハーサルは2会場で行われ、指揮者がそれぞれの会場で、3曲ずつ指導を行いました。
専門的な指導が受けられる機会として、リハーサルは毎回、ご好評をいただいております。楽譜どおりに歌うという段階を越え、聴いている方へ仏教讃歌に込められた思いが伝わるように――。演奏上のポイントとお味わいの両面についてアドバイスがあり、阿弥陀堂での本番に向けて、全国各地から集まった讃歌衆の声と心がひとつになっていきました。
▲多目的ホールでのリハーサル
13:50 御堂演奏会【阿弥陀堂】
仏さまをお讃えする思いで集った讃歌衆・ご参拝の皆さんによって、阿弥陀堂は両日ともに満堂となりました。まず音楽礼拝を行い、続いて仏教讃歌の合唱です。
プログラムは、春の演奏会と同一です。前半は、優しく柔らかい雰囲気の《のんのさま》から演歌調の《おかげさま》、歌詞が心に沁みる《娘たちよ》の3曲を演奏。続いて歌唱指導(*1)を挟み、ご参拝の皆さんと共に《念仏》《お名前よべば》(*2)を歌いました。歌唱指導のあったフレーズでは、参拝者席からもひときわ大きな歌声があがり、お御堂全体が讃仏の響きに包まれました。指揮者が代わっての後半は、親鸞聖人御作のご和讃を歌詞とする《弥陀の名号となへつつ》、ドラマティックな《パドマの華》、そして前向きで明るさにあふれる《いのちまいにちあたらしい》を歌いあげました。生き生きと喜びに満ちた歌声に、ご参拝の皆さんから拍手が送られました。
最後に、讃歌衆・ご参拝の皆さん全員で《恩徳讃》を斉唱。自然にわき起こるお念仏のなか、2015年秋の御堂演奏会は幕を閉じました。
(*1)御堂演奏会では、2012年より、ご参拝の皆さんと一緒に歌う時間を設けています。
仏教讃歌を知っている方はもちろん、これまで仏教讃歌にご縁のなかった方や偶然立ち寄られた方などにも、阿弥陀堂内で共に仏教讃歌を歌うことで、新たなご縁を結んでいただきたいという思いから、2015年春より、簡単な歌唱指導を行っています。
(*2)《お名前よべば》は、当ウェブサイトより音源をダウンロードできます。寺院活動などに、ぜひご活用ください。
→お名前よべば
▲讃仏の歌声が満ちる
▲ご参拝の皆さんもご一緒に
14:35 閉会式【阿弥陀堂】
「今日初めて出会った讃歌衆の合唱がこうして成立するのは、日頃の個々の練習あってこそ」との講評通り、練習の成果が存分に発揮された演奏会となりました。
春・秋あわせて延べ116団体、1,452名もの讃歌衆が参加した御堂演奏会2015。ご参拝の皆さんからも、「感動しました」「歌が心に響いて涙が出ました」との声が聞かれました。今後とも、仏教讃歌を通じておみのりを喜ぶ方がたを結ぶ催しとして、演奏会を開催していきたいと考えています。
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