- 著者: 本願寺出版社編
- 刊行年月: 2011/4
- サイズ: A4判
- ページ数: 74ページ
- 価格: 本体1,000円+税
- 出版社・取扱者: 本願寺出版社
- 本願寺御影堂は、寛永の創建以来、50年ごとの大遠忌を契機に修復を重ね、親鸞聖人の教えを脈々と伝えてきました。本書では、御影堂創建当時の建築・装飾技術をはじめ、1998年から2008年までの平成大修復工事に携わった人々の匠の技と伝統を受け継ぐ心を、数多くの写真を交えて紹介しています。
※本書は、「本願寺新報」2009年1月1日号から5月20日号まで連載した「御影堂の美と心」、「季刊せいてん」87号「御影堂にこめられた匠の技」89号「御影像を中心とした建築様式」、「宗報」2009年3月号「御影堂修復を終えた事業概要」の原稿を中心に再編集したものです。
目 次 ・ 収 録 内 容 |
■御影堂へのいざない ■本願寺御影堂平成大修復完成奉告法要に際しての消息 ■瓦葺き上げ式 ■御動座法要/本願寺御影堂平成大修復完成奉告法要 ■御影堂の美 桟唐戸(さんからど) 菱格子欄間(ひしごうしらんま) 蔀戸(しとみど) 内陣(ないじん) 置き上げ彩色(おきあげさいしき) 彫刻欄間(ちょうこくらんま) 虹粱(こうりょう) 大屋根(おおやね) 蟇股(かえるまた) 六葉(ろくよう) 襖絵(ふすまえ) 蓮池図(れんちず) 邪鬼(じゃき) 飛檐の間(ひえんのま) 大壁(おおかべ) ■大修復に活きる 瓦葺き作業 建具工事 左官工事 瓦洗い 念仏奉仕団 ■座談会 先人の技を次代へ伝える 白石悦二 京都府教育庁指導部文化財保護課専門幹 荒木かおり 川面美術研究所所長 宇佐美直秀 宇佐美松鶴堂代表取締役 司会/岡村喜史 御影堂にこめられた匠の技 御影像を中心とした建築様式 ■文化財修理の技術史① 表具 文化財修理の歴史―ご本山とともに 宇佐美直秀 ■文化財修理の技術史② 彩色 先人の意気込みを次代につなぐ 荒木かおり ■平成大修復から大遠忌へ① 伝統を感じる機縁に 菅澤 茂 ■平成大修復から大遠忌へ② 御影堂に聖人を偲ぶ 梯 實圓 ■平成大修復から大遠忌へ③ 民衆の篤い信仰心の結晶 平山郁夫 ■御影堂修復を終えた事業概要―修復祝慶報告― 白石悦二 ■御影堂修復の歴史 ■あとがき |
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