- 出版社・取扱者 : ミネルヴァ書房
- 発行年月 : 2007年11月25日
- 本体価格 : 本体2,400円+税
目 次 |
はじめに I 理論・学説 II 宗教研究の方法 III 事例研究と比較研究 IV 世界の歴史宗教 V 土着信仰とシンクレティズム VI 新宗教の世界 VII カルトの諸相 VIII スピリチュアリティをめぐる現象 IX 慰霊と社会 X 先鋭化する宗教 XI 宗教と社会貢献 XII エスニシティと宗教 XIII 女性と宗教 XIV メディアと宗教 XV 法・政治と宗教 XVI 拡散する宗教 資料 日本における宗教関連統計データ さくいん |
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本書は「やわらかアカデミズム・〈わかる〉」シリーズの1冊。主に、これから宗教社会学(宗教を社会学的に考察する学問)を志す者たちに向けて編集されたものである。
本書は「『I 理論・学説』で宗教現象、宗教と社会の関係を考える様々な視角を検討し、『II 宗教研究の方法』において社会学的な調査手法を解説」(iiページ)している。加えて、「III 事例研究と比較研究」以降の各章では、宗教社会学の領域で研究を進めていく上で必要な宗教に関する基礎的な知識、基本的文献を紹介している。伝統宗教の歴史、教義についてのみならず、「VIII スピリチュアリティをめぐる現象」や、「XIV メディアと宗教」といった極めて現代的な課題についても章を立てて概要を紹介し、読者の多様な関心に応えている。
評者:鈴木 健太(教学伝道研究センター元研究助手、北海道武蔵女子短期大学専任講師)
掲載日:2008年6月10日