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季刊せいてん no.156 2026 秋の号
  • 著者: 浄土真宗本願寺派総合研究所編
  • 刊行年月: 2026/9
  • サイズ: B5判
  • ページ数: 67ページ
  • 価格: 本体637円+税
  • 出版社・取扱者: 本願寺出版社






●特集 「存覚上人は止まらない―親鸞聖人の教えと歩んだ人生」
「存覚上人の時代とその生涯」ジェローム・デュコール
「存覚上人年表」編集室
「存覚上人時代の〈本願寺〉」編集室
「『浄土真要鈔』に学ぶ存覚上人の護教」武宮真如
「法華宗徒との対論」編集室
「『六要鈔』を読む―その特色と撰述のこころ―」冨島信海
「存覚上人に導かれた蓮如上人」編集室
【コラム】「存覚上人はなぜ義絶されたのか?」編集室
【コラム】「〈デジタル版教行信証〉のご紹介―『教行信証』を『六要鈔』で読む!」編集室

存覚上人は、親鸞聖人の玄孫(孫の孫)にあたる方です。「お名前くらいは知っている」という方が多いかと思いますが、それではちょっともったいないです。存覚上人は、本願寺の教学上において非常に重要な役割を果たした方だからです。父である存覚上人からの2度にわたる義絶や他宗からの論難などのさまざまな困難をものともせず、親鸞聖人の教えを伝え続けていかれた生涯、ご一緒に学んでいきましょう。


●はじめの一歩1 日本の浄土教 7 梯 信暁
「『往生要集』の念仏思想(2)―臨終行儀―」

源信和尚の『往生要集』は、日本における初の本格的な浄土教の教義書であり、思想面のみならず芸術面など各方面に絶大な影響を与えた書物です。
本書の特徴の一つに、臨終の念仏を強調し、臨終の行儀を整備したことがあげられます。もちろん、このような教えは、臨終の善悪を問わない浄土真宗の教えとは異なるものですが、そこに見られる、迷いの世界を超え浄土に往生したいという強い思いは、私たちも学ぶべきところがあるように思います。


●はじめの一歩2 幸せってなんだろう―悪人正機の倫理学―39 藤丸智雄
「絶望の向こう側―深夜のお好み焼きの思い出とともに―」

「繊細と言われる人で、本当に他人に気を遣える人は、あまりいない」。今回登場する藤丸先生の恩師の言葉です。どういうことか、気になりますよね。ピンときたという方もいらっしゃるかもしれません。ご一緒に「絶望の向こう側」をのぞきにいきましょう。


●聖典セミナー『歎異抄』4 松尾宣昭
「第二条―地獄は一定すみか」

第二条の後半部分に入ります。第二条には、はるばる関東から訪ねてきた門弟たちに親鸞聖人が語った言葉が記されています。それらは、これまで多くの人に大きな感動を与えてきた、まさに珠玉ともいえる言葉です。しかし、理解していたつもりでも、よく考えると、その意味や意図がわかりにくい言葉がいくつかあります。


●せいてん誌上講演『教行信証』「信文類」13 内藤知康
「阿弥陀様の本意」

前回までは、親鸞聖人における『観経』の捉え方や善導大師『観経疏』の読み替えについて、総論的に学んできました。
親鸞聖人の理解を踏まえながら、今回から、具体的な『観経疏』の内容を学んでいきます。『観経疏』の引文によって親鸞聖人はどのようなことを示そうとされたのでしょうか。


●せいてん流「字音」探訪 18 野村淳爾
「〈オー〉の発音に違いはあるの?」

聖典にまつわる漢字音の奥深い世界を探訪するコーナー。誰かに話したくなる「なるほど」情報をお届けしています。今回は、「コウ」という字音についてです。現代では統一されてはいますが、かつては漢字によって「カウ」と「コウ」という二つの字音で書き分けられていたことを紹介します。この二つは発音上、どういう違いがあるのでしょうか。


●法語随想 3 石井法水
「十方微塵世界の 念仏の衆生をみそなはし
  摂取してすてざれば 阿弥陀となづけたてまつる」

阿弥陀様には私たちはどんなふうに見えているのでしょうか?「煩悩具足の凡夫」とおっしゃっておられるのですから、悩み苦しみを抱えた弱く哀れな存在としてでしょう。どんなに強がっても繕っても阿弥陀様は私のことを見抜いておられるのです。濃尾平野の夜景と中島みゆきさんの「タクシードライバー」から味わう阿弥陀様のお慈悲のお話です。


●読者のページ せいてん質問箱 3 西 義人
「九條武子さまって、どんな人?(後編)」

九條武子様についての質問の最終回は、関東大震災の被災からご往生までの活動について。この機会に前編・中編もあわせてご覧ください。武子様を知る上でこれ以上ない入門シリーズとなっています!


●人ひとみな 四代目ナオシチの奮闘記 3 川勝顕悟
「〈直七大学〉という挑戦」

歩みを止めないナオシチさんが新たに挑戦したものが、オンラインの「直七大学」という学びの場をつくることでした。ナオシチさんはどのような狙いをもってこの講座を開講したのでしょうか。そこには仏教のあり方を考える大事な視点がありました。


●念仏者はいま 門徒推進員・藤田翔也さん
「門徒推進員として①」

今号より、門徒推進員として活動されている藤田翔也さんのインタビューをお届けします。門徒推進員とは、人々にお念仏と出遇った喜びを伝え、心豊かに生きることのできる社会の実現を目指し、教化活動に取り組む方々です。藤田さんは、二十歳の若さで門徒推進員となり、精力的に寺院の活動に参加しておられます。


●西の空―心に響くことば
「秋彼岸」(木村無相)

心に響くことばを美しい写真と共にお届けするコーナー。もうすぐ秋のお彼岸ですね。「お彼岸」と聞いて、みなさんは何を思いますか?