| 目 次 ・ 収 録 内 容 |
●特集 「浄土ってなんだろう?」 「現代と浄土」普賢保之 「ひと目でわかる〈浄土〉イメージ図」編集室 「無量光明土―私にはたらきかける世界」井上善幸 「コラム〈報土中の化土〉って何?」西村慶哉 「広略相入―浄土の構造」能美潤史 「倶会一処・西方浄土―生まれ往く世界」赤井智顕 「Q&A〈浄土〉」安方哲爾 「遺したい言葉―『今、浄土を考える』の思い出」森田眞円 「浄土三部経」や『浄土論』には、阿弥陀仏の浄土の様相がきらびやかに説かれます。そのなか『阿弥陀経』では、浄土が「大切な方とまた会える世界」であるとも示されます。 一方で親鸞聖人は、浄土は仏のさとりの世界であり、私たち凡夫には関知できない領域である――そのように理解されることがあります。これらの教説はどのように関係し、私たちは浄土という存在をどういただいていくべきなのでしょうか。今号では、浄土真宗においてまさに要となる「浄土」の問題に、正面から向き合っていきたいと思います。 ●はじめの一歩1 日本の浄土教 5 梯 信暁 「源信和尚の生涯と阿弥陀仏信仰」 今回からいよいよ、源信和尚のお話に入っていきます。真宗において源信和尚といえば、まずもって『往生要集』の著者であること、そして阿弥陀仏の浄土において「報化二土」を明らかにされたこと、などが注目される場合が多いでしょう。 その一方、源信和尚は生涯比叡山において仏道研鑽に励み、天台僧として活躍されました。そして『往生要集』以外にも多くの著作を遺しています。今回は、それらの側面にも着目しながら、和尚の生涯と阿弥陀仏信仰について解説をいただきます。 ●はじめの一歩2 幸せってなんだろう―悪人正機の倫理学―37 藤丸智雄 「〈待つ〉ということ―待てなくなった時代に〈待つ〉を考える―」 自分は今までいろんな人に待ってもらっていたんだなあ。いたらない私を見捨てず、あきらめず、待ってもらっていた。そしてそれは、今も、たぶんこれからも……。今回の内容から、こんなことを思わされました。藤丸先生の「〈待つ〉論」、「待つ」の有り難さを感じていただけます。 ●聖典セミナー『歎異抄』2 松尾宣昭 「第一条―弥陀の誓願不思議」 第1回では、『歎異抄』の性格や位置付け、そして総論の内容について解説をいただきました。今回から各条の内容に入っていきます。はじめの第一条は、分量こそ多くはありませんが、本願・念仏・信心といった真宗教義の根幹に関わる重要な内容を持っています。それらの関係をしっかりおさえることで、浄土真宗の綱格をつかむことができます。 ●せいてん誌上講演『教行信証』「信文類」11 内藤知康 「『大経』三心と『観経』三心の関係」 今回から、善導大師『観経疏』三心釈の引用に入ります。そのうえで前提となるのが、親鸞聖人における『観経』の位置付けです。聖人は『観経』の教説に、表と裏の二重構造があることを明かにし、それを「隠顕」と表現されました。難しい問題ではありますが、内藤先生の解説を聞き、しっかりおさえておきましょう。 ●せいてん流「字音」探訪 16 田中 真 「〈つ〉の鼻音とは?」 聖典にまつわる漢字音の奥深い世界を探訪するコーナー。誰かに話したくなる「なるほど」情報をお届けしています。勤行聖典をみていると、「ツ」や「つ」と書かれているけれど、「つ」と発音せず、鼻音で読まれる箇所があります。なぜそれらは文字通りに「つ」と読まないのでしょうか?浄土真宗の伝承音としての鼻音を一緒に学びましょう。 ●法語随想(新) 石井法水 「三界の衆生をわがひとり子とおもふ・・・」 お釈迦様は、この世は、迷い苦しみの世界であり思い通りにはならないとおっしゃいます。その苦しみの世界を生きる私は、人生において、時として非情な選択をしなければなりません。避けることのできない不条理の中で、もがき苦しむ私にこそ注がれる大いなる慈悲のお心について、石井法水先生にお話しいただきます。 ●読者のページ せいてん質問箱(新) 西 義人 「九條武子様って、どんな人?(前編)」 今号からご執筆いただくのは、京都女子大学准教授の西義人先生です。九條武子様は、仏教婦人会の創立、京都女子大学やあそか病院の設立など、多方面にわたって尽力された方です。多岐にわたるその活躍について、丁寧に解説いただきます。 ●人ひとみな 四代目ナオシチの奮闘記(新) 川勝顕悟 「『好奇心』が、熱い『使命』に変わるまで」 法衣店の枠を超えた様々な活動で注目を集める川勝顕悟さんの登場です!経営の世界から職人の世界へと飛び込んだ、「四代目ナオシチ」こと川勝さん。古き伝統を受け継ぐ世界での奮闘記、是非お読みください。私たちがいただく聞法のご縁は、多くの方々の支えによって成り立っていることを改めて感じます。 ●念仏者はいま 本願寺派布教使・渡辺有さん 「ビハーラ僧として①」 終末期の患者さんと関わる僧侶「ビハーラ僧」をご存じでしょうか。今回から、ビハーラ僧として活動されている渡辺有さんのインタビューをお届けします。渡辺さんのお話を通して、その活動についての理解を深めていただきたいと思っています。 ●西の空―心に響くことば 「生きるということ」(木村無相) 心に響くことばを美しい写真と共にお届けするコーナー。今回の写真は、一輪のタンポポ。その姿と木村さんの詩を通して、「生きる」ということを、今一度考えてみませんか。 |
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